東和宏 公認会計士・税理士事務所

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10月1日から、年末調整の電子化に対応した税務上の便利な機能が続々とスタートします。国税庁は9月29日、ホームページ上で「令和2年分からの年末調整の簡便化について」を公表しました。年末調整電子化に対応した年調ソフトの公開や、マイナポータル連携、AIチャットボットによる税務相談の開始について解説しています。

 

10月1日に公開された年調ソフト(年末調整控除申告書作成用ソフトウェア)は、年末調整手続きの際に従業員が作成する保険料控除申告書等を作成するためのソフトウエア。いくつかの質問に答えることで作成すべき控除申告書がわかる「控除ナビ」機能があるほか、保険料控除申告書について控除証明書に記載された情報を入力すると控除額を自動計算したり、扶養控除等申告書について扶養親族の生年月日を入力すると特定扶養親族の該当有無などを自動判定したりする機能が備わっています。

 

年調ソフトには、1)Windows版、2)Mac版、3)Android版、4)iOS版があり、1)2)については国税庁ホームページ又は公式アプリストア、3)4)は公式アプリストアから無料でダウンドードできます。

 

10月1日からスタートする機能がもう一つ。マイナポータル連携による年末調整の簡便化です(確定申告の簡便化は令和3年1日に開始)。政府が運営するオンラインサービス、マイナポータルと連携することで、控除証明書等の必要書類のデータを一括取得して各種申告書を自動入力(マイナポータル連携)できるようになります。

例えば、保険会社の保険料控除証明書、銀行の年末残高証明書、証券会社の年間取引証明書などをマイナポータルからまとめてデータで取得し、年末調整の控除申告書や確定申告書に自動入力。面倒だった個別の作業や書類チェック、検算等の手間が削減。マイナポータル連携で自動入力される情報は今後順次拡大していく方向で、令和3年分からは医療費関係、ふるさと納税、地震保険控除証明等、令和4年以降は社会保険や源泉徴収等が対応予定です。

 

このほか、10月28日からチャットボットによる税務相談がスタートします。チャットボットとは「チャット(会話)」と「ロボット」を組み合わせた言葉で、人工知能を活用した自動会話プログラムのこと。質問したい内容をメニューから選択するか文字で入力すると、AIチャットボットの「税務職員ふたば」が24時間いつでも自動回答します。対応するのは年末調整の相談。令和3年1月中旬からは所得税の確定申告の相談も開始する予定です。チャットボットは国税庁ホームページで利用することができます。

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